こうして『イグサ博士』は、畳の新しい効果を発見し
、畳の国へ帰って行きました。
そして今日も、さらにまだ眠っている畳の不思議を求めて、
日夜探求の日々を送っています。
『それなら集中力もアップするのでは?]と、畳敷きの特別教室で
小中学生300名を対象に、調査をしました。
畳敷きの教室と、普通の教室で計算問題を解いてもらったところ、
畳敷きの教室では解答した数が14.4%もアップしたのです!
また計算問題を畳敷きの教室で解くと、疲れにくいという
傾向も分かりました。
イグサ博士は、畳の原料となるイグサが私達の生活にどれだけ
役立つかを日々、頑張って調べています。
『さぁ、今日もイグサを研究するぞ!』
畳の特性でもある『夏涼しく、冬暖かい』っという吸放湿性を大いに生かしての
クールビズをPRすべく『畳でクールビズ!PRキャラバン隊』を結成し、
マスコミ各社を廻り、PRして参りました。
2011年3月11日に発生しました、『東日本大震災』で東京電力の
福島第一原発事故により、今夏は日本全国で《節電》が叫ばれております。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災地の一日も早い
復興・原発事故終息を願うばかりです。
そして、私達ひとりひとりが出来る事は《節電》です。
我々、畳業界も出来る事からチャレンジしています。
畳は、畳床の表面を畳表(いぐさ)でくるんで作ります。
縁には畳表を縫い付けることにより、畳を補強し、装飾を兼ねて
畳縁という織物を縫い付けます。
『畳の集中力持続効果』は今、子ども達の勉強の心強い味方です!
さらに畳は部屋の中の有害物質(ホルムアルデヒドや二酸化窒素)を
吸ってくれるのです。
また、水虫菌や足の臭いの原因となる菌も撃退してくれます。
この優れた能力は木の床(フローリング)や、他の植物には無く
イグサだけの特権です。
上記の行程でマスコミ各社を廻り、PRさせて頂きました。
PRの際に、畳の良さが伝わる様に、紙芝居を用意し発表してきました。
その紙芝居の中に出てくる畳職人が当店店主のイラストが使われております。
昔の人たちは、畳を敷いて暑さや寒さを乗り切った事が分かります。
夏は『畳でクールビズ』冬は『畳でウォームビズ』
『畳は天然のエアコン』なのです!
畳を敷いていると、エアコンの使用量が減らせるので、
節電に役立ちます。
畳でゴロゴロしていた博士。
イグサの香りにリラックス効果があり、香りの正体は森林の香りと同じ
『フィットンチッド』という香りが含まれる事が分かったのです。
『いや〜、リラックスするねぇ!
また、畳は弾力性があるので、転んでもケガが少ないです。
しかも、音を吸い込んでしまう力もあるので、叫んでも
隣の人の迷惑になりにくいです。
今、全国各地の畳敷きの教室や、学習塾がどんどん登場しています。
子ども部屋も畳敷きが増えてきました。
イグサは昔から、薬草としても使われてきました。
そこで現在、お茶、お菓子、アイスクリーム等の食べ物や、
入浴剤や石鹸等にも使われ始めています。
また、『畳のすべり台』『畳の将棋』『畳のギター』等、
面白いグッズも登場してきています。
湿気が多く、夏はジメェ〜っとした独特の暑さが特徴の日本。
クーラーや扇風機が無かった昔の人たちは一体どうやって
暑さを乗り切ったのか?
博士はイグサが夏の暑いときには部屋の湿気を吸って、
涼しく感じ、冬の寒いときには湿気を放出して
温かく感じる事を発見したのです。
2011年7月7日の七夕の日に行なわれた『PRキャラバン』では
全国畳産業振興会・会長の神辺氏、PR委員長の渓氏、事務局の馬場氏、
そして畳ドクターの代表として当店の店主が同行しました。